変な流れになってるな… 
 PCパネルによる壁式構造の一般論としては   
 ・統計的に見れば、通常の木造住宅よりも耐震性に優れている 
 (但し、この手のメーカーが謳う「阪神で無被害」は意味がない。 
  建築学会が行った神戸市中央区での街区全棟調査では、新耐震の木造建物 
  では50%が無被害、大破以上は10%未満かつ周辺倒壊や地盤損傷が主因。 
  工法的に特に優れていた/被害が小さかったとはいえない)    
 ・RC,特にRC壁式構造と比べて、耐震性・耐久性に劣る   
 ・目地部分の経年劣化、地震時の損傷が非常に多い→雨漏りや結露の原因に 
  目地に損傷を集中させてるとも言えるけど、RC他と比べるとね   
 ・目地補修の関係で外断熱が困難→他構法+外断熱と比べると見劣りする温熱性能   
 ・デザイン、プラン上の制約が多い。壁を多量かつバランス良く設ける必要があるので   
 ・整形の建物/パネルを大量生産する分には、RCよりも安く早く作れる 
  乾式工法という特性も併せて、旧ソ連を筆頭にインフラ未整備な寒冷地 
  での公共建築工事に多用された。木造よりも大規模で寒さに強く作れるので   
 ・RCや鉄骨の建築現場の機械化・規格材料化に伴い、コスト工期面でのメリット 
  は小さくなってきている   
 中低層の公営住宅群のように画一的な建物を量産する。定期的な目地メンテ計画 
 あまり寒い所には建てない。を満たせば特性を生かせる優れた構法なんだけど…
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